2015年9月28日月曜日

「安全日の夜vol.1」

終わった。

気がついたらそれは終わっていた。

161倉庫を出たのは朝の8時だった。
なにやってたんだろ。

来場してくれたすべてのひとに感謝してもしきれないです。

ほんとにたくさんきてくれて嬉しかったなぁ。

こたなぎもみじ
The Last Waltz
Boys don’t cry

そしてあの場にいたきみ。

拍手。
誰のための夜かは知らないが
作ったのは間違えなくみんなだ。

ケーキをくれる人がいたり
ポップコーンをくれるひとがいたり
最高だな。

これからも俺たちはおれたちらしく
やっていきたい。

また来年も。再来年も。


こたなぎもみじのCDをきいてねます。
チューニングあってないし全然最低でほんとに最高だな。このCD。


THE安全ピンってほんとにしょーもない小さな札幌の下手くそなバンドだなぁって思もう。
2ピースだし。
ほんといやんなっちゃうぜ。


新しい音源を作るよ。
来年にはだせるように。

おれはただただ

カッコいいバンドを

やっていたいだけなんだ。


きみのおかげだ。


俺はひとりになんかなれやしないよな。

おやすみ。
さぁ、やるぞ。

エレキギターで世界をぶん殴ってやるんだ。


2015年9月26日土曜日

安全日の夜に向けて

土曜日。
曇り空。
最近ぼくがお休みの日は決まって曇り空だ。
そりゃぼくだって晴れてる方が好きなのだ。

とりあえず洗濯機のスイッチをいれて回ってる洗濯機を横目にたまってる洗い物を片付ける。

サカナクションを聴きながらやることにした。

昼からスタジオで洗い物終わったから洗濯機終わるまでサカナクションを聴きながらこれを売ってる。

明日2015.9.27は君にとってなんでもない日曜日かもしれない。

誰かにとってはまた特別なもので
ぼくとまくらにとってもまた特別な日なのです。

2014.9.27@mole
俺たちははじめてTHE安全ピンとしてライブをした。

あの時のことはよく覚えてる。
言ったことも覚えてる。

電影少女というバンドの企画だった。

リハーサルにおれははやめに会場にいってらボイガルのリハーサルだったな。
ほうほう、やってるやってる
と思いながらぼくは久しぶりにライブハウスに持っていくエレキギターを背負う感覚をそっと床に降ろし黙ったままボイガルのリハーサルを見ていた。

よくよく思い返せば彼らとちゃんとやるのは安ピンはもちろんぼく自身としてもはじめてだったよなぁ。

次が俺らのリハーサルだった気がする。
まくらがくる。

スタッフのひとにドラムを上手に動かしてもらう。
あの時なぜか上手だったな、下手じゃなくて。

覚えてる覚えてる。

リハーサルでけーさんがなんか変な様子で俺たちをみてたのも覚えてる。

リハーサルおわってけーさんがすぐきて
泣いた。泣いた。
っていってきたな。
まだリハだよ金髪野郎
と心で思いながら
ありがとう、本番楽しみですね
って言った。
ごめん、そんなことおもってないよ。


俺たちは2番手だった。
ナンデードーシテーがトップバッターだった。

あの時モールのお客さんの入りはスカスカだったのも覚えてる。

なんかガラガラではないけど
程よく入る感じではあるけども
それでもあんまりお客さんはいってなかった気がする。


おれは最初この話をもらったとき
ソロで出る予定だった。
あずまりゅーた(THE安全ピン)
フライヤーもそういう表記だった。

ベースがいなくて
ベースが見つかるまでは
やらないでおこうって決めてた。
そういう話だったんだけど

ほんとに本番の1ヶ月切ったくらいで
まくらにはなした。

やっぱり2人でも出よう。
俺たち2人でも十分かっこいいよな。

って言ってそれで
はじめてのTHE安全ピンのライブが決まった。

俺たちの初ライブにはもってこいの対バンだったしこれはやるしかないってことだなって。


SEはなかったと思う。
袖からまくらがでてく俺もあとにステージに出て行く。

夕暮れとはみだしものを最初にやった気がするんだけど違ったかなぁ。

あのときの光景が忘れられないなぁ。


あのときもフロアの真ん中で
シンゴは泣きながら右手の拳を突き上げていた。彼だけだ。
横でけーさんがまた泣いてた。
またかよ、けーさん。
夕暮れとはみだしもので。

あとはもうめちゃくちゃにやった。

俺のエレキギターをモールでいっぱいにしたかった。まくらのドラムがドンガラガッシャーンって響く。

久しぶりのライブハウスで弾くエレキギターは最高に気持ちよかったなぁ。


終わってすぐにシンゴがきた。
泣きながらきた。
泣きながら汗まみれでライブ直後のギターを片手に持ってぐちゃぐちゃなおれを無理やり強く強く抱きしめられた。
俺は
苦しい、苦しいよ。
って言った。
泣きながら何も言わずに帰っていった。

なんだあのおかっぱ野郎って心の中で思いながら

ありがとう、ありがとうって何度も思った。

それだけしか覚えてないや、いまこうして文字にしたら。

それだけでいいんだ。
もうそれだけがあの日の全てだった。



本当に苦しかった。



明日のこと。
去年の会場、対バンは違えど
俺たちは自主企画「安全日の夜vol.1」と題して161倉庫という札幌の超アンダーグラウンドな箱でやる。
アンダーグラウンドってよくしらないけど。
アンダーグラウンド感が半端ないと俺でも思う箱だ。
目の前が東警察署にも関わらずあの佇まいはやばいだろ。
犯罪の匂いがプンプンしてるよ。
KCさん。

あの日から全てがはじまった。
一瞬の出来事だった。

早足で通り過ぎた。
もうあれから1年か。

といっても1年の短さをもちろん何度も体験してる。
それてまた何年もぼくはこうしていたいしそうしてられることが大事なことだ。



1年間ありがとうまくら。
俺たちの旅はきっとこれからさらにあてもなく続く。

ドキドキするなぁ。
一体おれたちどうなっちゃうんだろう。
こわいなぁ。不安だなあ。
泣きそうだよ。

でもワクワクすんなあ。


明日で今までの僕らとおさらばして
そしてまた明日から全てがはじまります。

君はそれをずっと見ててほしいんだ。

 2015.9.27
THE安全ピン企画
「安全日の夜vol.1」
@161倉庫
Open18:00
¥1500(持込可)
定員50名

THE安全ピン
こたなぎもみじ(東京)
Tha Last Waltz
Boys don’t cry






2015年9月24日木曜日

まくらとせっくす

これはスタジオの話です。

おれはまくらと付き合ってないし
よく付き合ってると思われるんだけど。

あんな女とは付き合えませんし
まくらもあずまでは濡れない
と断言されるくらいなので。
断じてありません。

ていうか俺もまくらが裸でたってても
ぼくのあそこはビクともしません。

まぁ触りはこんな感じで、、、

それでもそんな僕らは男と女。

ぼくはふと時々おもうことがあります。

昨日はスタジオでした。
3時間まくらと二人で密室で
ひたすら練習をするんです。
もう1年近くはこの関係です。



急に男と女とふたりでいるスタジオに違和感を感じます。

というのもよくわからないんだけど


ぼくはまくらとせっくすしてる感じになるんだ。

もちろん
萎えてしまうこともあるんです。

俺が泣き崩れた時もありました。
スタジオで。

その時はまったく
気持ちよくないせっくすをした感じ。

たとえば昨日の3時間は割とあっというまで
最初は前戯を1時間くらい。

曲の確認からはじめる。

AVをふたりでみたり新しいおもちゃをためしたりします。(新曲の打ち合わせ)

残り1時間で
本気のせっくすをします。
(一通りライブみたいに通す)


何が言いたいかというと
ぼくは昨日まくらと最高に気持ち時間。
最高に気持ちせっくすをしました(最高に有意義なスタジオ練習)


そしてなにがいいたいかというと
2015.9.27の161倉庫は
ぼくたちの付き合って1年記念日の公開せっくす日なんです。


本当にすいません。
なにがいいたいのかおれもいみがわからないです。
すいません。気にしないでください。


でもそんな気分なんです。


最後にもう一回。
まくらとはただライブをする仲間だし
そんな雰囲気になったこともないし
いつもブスだとおもってるし
キスもしたことないし(当たり前)
勘違いされるけど
本当になにもない。

こんな何回もいってると逆に怪し、、、

きもいな。


うん、
そんな感じで
今週の日曜は安全日なの。

おれたちなにをやらかしてもいい日なんです。


みんな気持ちよくおかしくなっちまえ。


くっそ!!!!!


いみがわかんねぇ!!!!


おやすみ!!!!!!!


せっくすて性行為だけじゃないんだよ!!!!!!!

綺麗でも汚くもないんだけど!、!

最高の気持ちのことを
いまだけ
せっくすっていう言葉にぼくは
できるくらい



心が穏やかなのだ!!!!!!


せっくす!!!ねる!!!!


頭がおかひぃっっ!!!!!



追記

不愉快になってしまった方
大変申し訳ありませんでした。

2015年9月19日土曜日

ガタガタ洗濯機

うちの洗濯機は
踊りだすの。

ガタガタと腰をふりはじめる。

そんでもって前に進もうとする。

ていうか完全に
バンッ!バンッッ!
っていいながら飛び跳ねてる時もある。


お前なんかサイコーだな。
どうでもいいけどちゃんと洗濯してくれよ。

石けんの香りが1番おれは正義だと思ってる。
薔薇の香りはなんだか罪だ。

いい匂いすぎる。

フローラルな石けんの香り
って書いてる奴が1番無難なわけだけど。

所でフローラルってなんだろう。

theピーズはとてもいい。
何にもない感じがどうしようもなくて本当にいい。

いまこの札幌中央区のアパートの部屋に響いてる。

洗濯機の音とピーズとフローラルな石けんの香りとロックンロール。

カップラーメンと下着と灰皿。

今日本当に何にもない日で久しぶりに。


お部屋を片付けて洗濯する日にしようと思ってる。


圧倒的になにもできない日々の連鎖。

僕は僕での在り方すらわからなくなるけども。

そもそもおれそんなすごい人間じゃない。

まぁ無力は無力だし。

偉くないし。

なんにでもなかったことに気がつくとそれはそれで悲しいけど。
全然それでしかいれないから

それ受け止めるしかないのな。


いまは秋刀魚の刺身の事しか考えられないなぁ。
食べたいね、美味しい奴。


季節は流れたり流れきりだ。
時間は俺を置いてきぼりにする。

分かってるのは生きるしかない
っていうことだけだ。

乾け洗濯モン。


昨日はスピリチュアルラウンジでライブだった。

札幌で活動してるけど札幌でやってる感じじゃなかった。

次はもう企画だ。

2015.9.27
161倉庫のTHE安全ピン企画に
たくさんの人がきてほしいことと

美味しい秋刀魚の刺身を食べたいこと

洗濯物は石けんの香りがいいこと

キミはいまなに考えるんだろう



バンドマン



俺たちは無名のバンドマン


これからもしかしたら
なにもないかもしれないけど

可能性はたった1%でも

やるしかないことってあるんだ。



驚かせてやりたいな。
いつかそんな風になりたいな。

きっと信じてくれてる人がいるんだな



それでも日々は
淡々と過ぎていってしまう

君は大事なものをいつか見失うかもしれない



おっと、

うちの洗濯機は洗濯が終わったことを知らせてくれる
ピー!ピー!
って音をいつからかしてくれなくなってしまった

だから洗濯おわったことに気がつけない最悪


お前は踊りすぎなんだよ

忘れちゃうくらい

石けんになりたいわ、もう

なんだそれ



2015年9月17日木曜日

もういっそのこと

そうだ。

全部9月のせいにしてしまおう。

そうしたら気が楽じゃないか。

空はこんなに清々しい。

札幌は快晴の秋晴れが続いてるよ。

昼間は過ごしやすい。
夜はちょっぴり寒いけど。


ごめんね、セプテンバー。

はやく雪をふらせてよ。

そしたら僕はずっとずっと

眠っていたいよ。



春が来ても夏が来ても。

キミがきたって。



抱きしめてあげたい。

でも僕はそれすらもできないんだ。


いま泣いてる。

君のことを抱きしめることもできないよ。

ほんとに
そんかことばかり考えてる。


人に当たるわけにもいかないし。

それならいっそ
セプテンバーのせいにしてやる。

許さないでくれ、僕のこと。


2015年9月13日日曜日

ながれものたちを抱きしめて

2015.9.12@西院ウーララ
「ながれものたちの夜」
みずすまし
THE安全ピン
ベランパレード
神頼みレコード


おれって奴はほんとうに
最低最低だ。

こんなこと書く必要はない。
だけど
ダメなこともさらけだしたいから書く。

嫌な思いをしたらごめんな。
でも君のために歌ったんだ。
嘘じゃないし枕もがんばってくれた。

俺たちは俺たちにしかできないことをやった。

ほんとはもっと優しくしたかった。
ギターを投げつければパンクだなんて俺は別にそんなことを伝えたいんじゃない。

でも俺はどうしてもそれしかできなかった。

黄色いギターはすぐに弦が切れた。
4曲目にはいるとき
キャサリンに持ち替えた。

キャサリンは強かった。
いつもより良い音がしていた。


俺は楽屋に戻った瞬間に膝から崩れ落ちた。

あんな気持ちになったのは初めてで。


良いライブをした。
とか
悪いライブをした。

客がのってたとか
のってなかったとか
鼻からそんもんは気にしちゃいない。


そういうことじゃないんだ。

それでも俺はなぜか心にデッカい穴を残した気がして。



どうしようもなかった。
一瞬にしてなにかを失った気さえした。

でも何を失ったのかわからない。

なにもかもがわからなかった。

涙がでないのが苦しかった。

このまま近くの踏切に飛び込んでしまおうかと思った。
そんなことをずっと考えていた。


いっそおれのことをエレキギターでぶん殴ったほしかった。

生きるのか死ぬのか。
悪者はだれなのか。
ロックってなんなんだろう。
バンドってなんだ。
正義ってなんだ。

世の中ってなんだ。

生きてるってなんだ。

そんな答えのないことばかり考えてた。

まくらはそっと側にいてくれた。

きっと俺をボコボコに殴りたかっただろう。

それでも優しく頭を叩いて俺を優しく叱りながら。

おれはなにも言えなかった。

だってなんでこんなことになってしまったのかわからなかったから。

だれも悪くないし。

それだけはわかっていた。

自分と自分の歯車が
思い切り合わなくなってしまった。


「あびくんに見られちゃうよ」
と枕に言われたけど

そのまま2人で楽屋にいた。

いま全てを置いてどこか遠くに逃げたかったんだけども。

そんなことできるわけがない。

ベランパレードがはじまるのがわかった。

あびくんのエレキギターと声だけからはじまった。

おれはまた泣きそうになってしまった。

優しい歌声に思い切り泣きたくて仕方なかった。

それでも涙はでない。

心が壊れてしまいそうだった。

演奏がバンドになった。

俺は重い腰をあげて楽屋の外にでた。

あびくんの歌声をちゃんと聞かなきゃいけないとおもった。

あびくんはなぜか腑に落ちない顔で寂しそうにガムシャラに歌ってた。

ナイトウォーリーが2、3曲目くらいだったんだけど。

それで少しだけ前の方にいってみた。


俺は楽屋でうずくまってた時はロックと呼ばれるものをうらんだ。
パンクロックなんて糞だと思った。
大嫌いになったしもう信じたくもなくなった。
漠然とそれがなにかもわからなくなった。
どん底に突き落とされた気分だ。ロックに。

生きてる意味もわからなくなって。
なにもできないことに腹が立って。
無力さに吐き気がした。

一瞬のことだ。

俺もなにもわからないんだ。
それについて答えはないんだ。

ロックンロールやパンクロックに
罪はないし正解も正義もないんだ。



それでも俺を救ったのはいつだって。
音楽であり。
歌であり。
そしてバンドだった。

暗闇からいつどんなときも
バンドが俺を救ってくれた。

それがあの日はあびくんの声だった。


ナイトウォーリーはぐちゃぐちゃだった。

あびくんの歌は乱れてた。

僕も同じだよ
と言わんばかりに
速度が増していた。

最後の曲であびくん何度も俺に笑いかけながら歌ってたいた。

ちょっとだけ自分が馬鹿らしくなった。


不安な気持ちを隠しながら
ウーララのマスターにバドワイザーを頼んだ。

ベランパレードのライブが終わってこっそり飲んでいたけども。
手が震えたまんまだった。

いまでもわからない。
どうしてあんな気持ちになったのか。
ほんとにわからない。

それでも君は救われたっていうからさ。

俺はやらなきゃ、しっかりしなきゃって思った。


ほんとうにながれものたちの夜に感謝をした。

俺は色んなものを壊したくないのにそれでも壊してるみたいだった。

むやみやたらに誰かを傷付けるライブだったんじゃないかなって

そんなことを思ってしまった。 


それでも
それでも

ちゃんと俺を見てくれてる人がいる。


俺がうずくまりながらベランパレードをきいてるときに
ライブ中にも関わらずに
お客さんが
俺たちの物販を手に持って
おれに
これがほしい
とジェスチャーして
無言でお金を渡してきた。

ベランのライブがおわったあとに

さっきはありがとうございました
といったら

大阪なんだけどずっと気になってたの。
とてもかっこよかった。

といってくれた。

おれはまた救われた。

どっちがどっちのためなんかそんなことはないんだろうけども

おれほんとにしっかりしなきゃと思った。


あびくんは優しく笑いながら

ビール飲んでるの?

と話しかけてきた。

おれは
いや、ビールじゃないよ

と嘘をついて

そっかぁ。じゃあ僕はなにのもうかなぁ〜

といいながらカクテルを頼んでいた。

そっと乾杯をした。



あの日
あびくんと俺だけ
なんともいえないものを
抱いていたのかもなぁ。

あびくんはわからないけど。



強がったりするのはほんとはあんま得意じゃないし。
ほんとにクヨクヨしてた。
昔から。

言いたいことははっきりと言える方じゃないし。


なんだんだろう。


でもバンドに突き放されてバンドに救われた夜だった。

打ち上げで
企画をした2人の女の子とはなしをした。

いとちゃんとなるみちゃんと
他愛のない話をして。


藍ちゃんはこっそり
思ってることをはなしてくれた。


2人の想いを俺は忘れずに
必ずまた強くなって。

ウーララで出逢いたい。


自分を本当に嫌いになった夜だった。


そんなこと。

だれにだってあるんだよな。

少しだけ言葉にできることを残したかったから書くことにした。


ありがとう。

2015.9.12
ウーララのながれものたちの夜で
出逢えた全ての人たちに感謝します。

俺のどうしようもない夜のことを聴いてくれたあなたにも感謝する。



みんながんばって生きてくれ。

おれはがんばる。

笑われたっていい。

君のためならおれは笑われたっていい。



またあの夜に出逢えたあなたたちに
もう一度夜がくるならば
また俺たちをみてほしい。


北海道札幌のTHE安全ピンでした。


ロックンロールが鳴ってるかぎり
エレキギターが鳴ってかぎり


俺は負けない。


キミはフツーなんかじゃない。


大丈夫。


君は君で俺は俺だ。

また会おう。



2015年9月12日土曜日

メリケンの夜

 おはよう。

いまは神戸のR2ホステルというところにいる。

ホテルってかんじじゃなくて
なんか下宿みたいな。

外人さんが仕切ってて
めっちゃフレンドリーだ。


昨日は神戸メリケンパークでうたいました。
福岡の女の子がいてびっくりしたこら。

名前まちがってごめんよ。

でも狸小路で福岡のはなしをしたのめっちゃ覚えてる。

四次元というライブハウスがあるとあの時おしえてくれたやね。

路上でビール買ってきわすれて。
ビールのみたいなぁったいったら
四次元ちゃんが袋からビールだしてきてめっちゃ笑った。

めっちゃ四次元じゃん。

どっからでてきたんだ。

あの一本の缶ビールがめちゃくちゃ美味しかった。
ありがとう。

ぽつんと佇んでいた君はとてもメリケンパークに溶けていた。

四人くらいきてくれてほんとうにうれしかった。

でもなんか緊張してボロッボロだったけど
ごめんよ、、、


さぁ10:00にはチェックアウトだ。

元町サンセット通りにいってみることにしよう。

夜は京都でライブだ。

最高に楽しみ。

神戸の朝は静かで
太陽がニッコリしてる。


地震があったみたいだけど大丈夫かな。
雨の影響もやばくて
きっとまだ見つからない人もいるんだろうな。

なるべく多くの人が見つかるといいです。


いろんなことがあって
ほんとうにおれは無力だと
実感させられる毎日で

電車の中の人たちは
なにを考えてるんだろう
なんてばかりおもってる

そんな毎日だ。


俺はほんとに君を救えるだろうか。


答えは今夜

京都ウーララ。
ながれものたちの夜だ。















2015年9月9日水曜日

神戸メリケンパーク

明後日の金曜日
2015.9.11

こっそりメリケンパークで路上することにしたやっぱり。

雨がたくさん降ってたらやめる。

小雨ならやるかな。

雨天決行。

21:00にしよう。

誰も来なくたって構わないや。

こっそり神戸に歌ってあげよう。

2015年9月8日火曜日

「どうした9月。寂しそうにすんな」

札幌はすっかり秋だ。

今朝は半袖にジャージを着て外に出たけど自転車のハンドルを握る手は冷たくなっていくのが分かった。

秋はどうしてこんなに淋しい気持ちがするんだろうねぇ。

きっとほとんどの人もそんな感じだよね。

遠くなっていた景色が見える。

君と歩いたあの道の匂いがする。

9月12日
THE安全ピンは京都ウーララでライブをする。

ずっとずっとこの日を待っていた。

4月18日に突然ホームページからメールが届いた。

内容は2人の女の子が企画する京都のイベントに出てほしいというメールだった。

そんなメールは初めてだったし。
会ったこともない、ライブも見たことない。
しかも京都にきてくださいなんてそんなことは初めてだった。

俺はすぐにまくらにこういうメールが来たんだけど出たい。
って連絡して
まくらも
出よう。
みたいな感じですぐに返事がきて
そして主催の子達に
もちろんでます。
というメールをすぐに送った。


おれはしばらくメールを何度も読み返した。
繰り返し読んだ。
擦り切れるくらい読んだ。

擦り切れはしなかったけど。



本当に嬉しいメールだった。

だから2015.9.12の京都ウーララがすごい楽しみ。


対バンもなんかみんな知ってる人たちですごく不思議だなぁ。

大丈夫、俺たちは大丈夫。


ながれものたちの夜というイベントにでるんだけど。

俺たちは紛れもなく自分たちの足でそこにたどり着かなくちゃいけない。

ドキドキして胸が壊れそうだ。

なんだか秋は逃げ出したくなるなぁ。
ちょっぴりだけ。

もちろん逃げる場所なんてないのに
でもなんかこう
こっそり夜に逃げ出したくなっちゃうなぁ。

ぴったりかもな。京都。

そっちはまだ残暑だろうか。

天気がよくなると嬉しい。


なんか秋がさみしくなるのになんかこう根拠っていうか
科学的になんかないのだろうか笑


知らないよな、そんなことは。


好きだなぁ。9月は。

そっけなく過ぎていく。
誰かの感傷をよそに。
知らんぷりしてる。

心にポカンと穴を空けて
気付いたときには
雪が降って
穴は白く埋まってる。


そういえばこないだ
まくらから急にURLが
送られてきて

ひらいてみたら
RADWIMPSのセプテンバーだった。


ん?ちょっとまて。

自体がなんか主張してきた。

なんだ!?

あ、なおった。

こわ。

とりあえず地下鉄の中でみて。

なにも返事はしなかった。


いいうただったしなんか新しい奴で映像が綺麗だった。

やばくない?

ってきたけど
なんで今更なんだろうと思いながら
無視した。


いろんなものが通り過ぎていった。
おれもいろんなものを通ってきた。

冬が来たら
今でもまだあのコートを着るのだろうか。


涙が出そうだ。

2015.9.12の京都。


待っててくれよ。

涙が拭いて。

大丈夫、まだ前は見なくったっていいよ。

無理はしなさんな。

それでもおれはまっすぐお前の目を見て歌うから。

家出したい。

なんか吉江のブログ読んでたら家出したくなってきた。

吉江っていうのは
本名が
エロ・チシズム・ブルー・吉江
ってやつなんだけど
絶対ちがうな。

一個下なんだけど後半っていうか友達っていうかなんか変な奴だ。

背でかいし。



あいつ元気かな。

背が高いから嫌いなんだよなぁ。

まぁ元気そうだ。
とりあえずなんだか。

家出したい。

家出って3時間くらいの家出しかしたこない。。。

よし、21歳。
秋。空は澄み渡って
肌は寒い。

家出しよう。

探さないでくれ。

2015年9月2日水曜日

「稲穂の揺れる3丁目で僕らは確かに人間だった」

人性補欠が泊まるはずだった宿が空いてないってなって急遽まくらの家に詰め込めていま家に帰ってきた。


小樽クルーズありがとう。
久しぶりだったなクルーズは。


やっぱり今日だって全てをMCにすることはできなかった。

僕たちは紛れもなくただの人間です。
少しだけ傷がついたりしてる人間です。
市場にはとても出回ることはないけど。
傷がたくさんついた。
それでも中身を守って守り抜いた。

中身の甘い甘い。
甘酸っぱい人間です。

少なくともバンドマンはそうであってほしい。
お客さんもそうだといい。


俺たちはあくまでも普通の人間です。
ほんとうにどこにでもいるような。
たまたまライブハウスで歌っているような。



俺は優しくなんかなくて
ただ、臆病でなんにもできないだけ。
誰も傷つかないように黙ったり。
少しだけ相づちをしたり。

ずるい奴なんだ。



俺たちは人間だった。

強くなんてなれやしないんだ。

俺たちは人間だった。

優しくなりたいだけだった。

俺たちは人間だった。

そっとしてほしいときもある。

俺たちは人間だった。

涙が止まらないこともある。


札幌は雨が降ってる。



キミはどうしてバンドを見にきてるんだろうって考えることがある。
俺なんでやってんだろうってときもある。



ロックバンドは最低で最高なのよ。


小樽の夜を作ったのはシンゴだった。
これはオフレコか。

9月に人性補欠が来るから
りゅー安ピン出れないか?って


ていうか
おれはほんとにあの人のことが大好きで。

すごい先輩なわけで。
本当にかっこいいと思う。

あいつは自分の命を燃やしてまで
みんなに俺たちや人性補欠を見せたかったんだなって。


俺はメジャーデビューってどういうことなのか全然知らないし
俺たちがなぜインディーズと言われてるのかわからない。

なんでシンゴさんはメジャーで俺はメジャーじゃないのかとか全く意味がわからなくて。

いや、おれはメジャーにいるべき人間だとかそういうことではない。


まぁだれかが作ったんだろう。

あいつが言っている
変わらずに変わり続けるはどういうことなのか。


きっとシンゴみたいなメジャーリーガーはシンゴさんしかいないっておれは思う。


ただ
あいつにとって
メジャーとかインディーズとかなんてちっともどうでもいいんだろうなぁ。
どっちがクソとそういうこともなくて。



俺はずっと最初からTHE BOYS&GIRLS
を好きだった訳ではない。

高校2年生のときゼロからを聴いていた。
そのケントボーイズがまだいない音源を俺はずっと聴いていた。

正直そんなすげーバンドだとは思ってなかった。


でもあいつは人を惹きつける何かを持ってた。
確かライブを見にいったのはその高校2年生の時のはず。
現ハウアユースのヤハタトシキに誘われてはじめていったスピリチュアルラウンジではじめてボイガルをみた。

爆弾ジョニーがいたり本棚のモヨコがいたりあのめいちゃんのイベントは今だったらありえないようなメンツだったなぁ。

ボイガルをみて
うん、そんなにテクニックがやばい訳でもなく。
うん。まぁライブは真っ直ぐで最高だな、くらいにしかおもってなかった。


というか俺はすでに彼らに嫉妬をしていたのかもしれない。

それから間もなく俺はコロニーでライブをすることになる。

そこでたまたま用事があってきたシンゴとはじめて話した。

ボイガルを知っています。
僕バンドやってて今日ライブなんです。
よかったらこの音源聴いてください。

できたばっかりのダサすぎる音源をドリンクカウンターの前でわたした。

俺たちはオリジナルとブルーハーツのカバーを織り交ぜてのライブだった。

高校生のイベントで客はほぼ高校生。
対バンはおれが嫌いな感じの奴ら。
流行りの感じのコピーバンドみたいな奴らとか。

んでステージに立って未来は僕らの手の中からはじめた。

ひとりだけ。

ひとりだけフロアで踊ってる奴がいる。

未来は僕らの手の中

右手を開いて突き上げてる奴がいる。

のはまぎれもなくシンゴだった。

最後までみてたのか途中で帰ったのかは知らんけど。
おれがステージから降りた時にはもういなかった。

ドリンクカウンターはあんでぃさんで

シンゴに似てるよ、ステージも声もいいろいろ笑

っていわれた。

その時はあんでぃさんってことなんて知らずにコロニーはじめてだったから何も知らなくて。
綺麗な人だなって思ってた。


それが最初の出会い。
はじめて喋ったのはコロニーだった。

なんでこの話になったんだ。
忘れちゃた。

まぁ続きはまた今度にしようか。


おれ大嫌いで大好き。

こんなこと全然言いたくないんだけど
スピリチュアルラウンジの全然よくなくてよかったステージをみておもった。


ほんとにありがとう。
2015.9.1をくれたのはあんたで
おれは忘れない。

最高なのは俺たち人間。

僕と君の「今」だ

2015年9月1日火曜日

9月の空気で肺いっぱいにして

おはよう。

2015.9.1
いまは札幌のアパート
いつもの部屋にいる。

帰ってきてる。

起きたらもう9月だった。
それはもう9月の朝だった。

初日にしてはいい朝じゃないか。
いい天気だ。体調も万全。

9月1本目のタバコを吸う。


昨日はこっそりスピリチュアルラウンジに遊びにいった。

ベランパレードを観たかった。

ぎゅっとしてキラキラして
それしかいえないや。


今日は小樽クルーズでライブ。
久々の小樽だ。
去年の10月以来だ。

去年の10月に小樽でやったときはTHE安全ピンで3本目のライブだった。

神頼みレコードと対バンでカメレオン7もいたな。

今日はあれから何本目の夜かもう数えきれないけど愛おしい。

小樽の夜は必ず愛おしい。

風が冷たくて。クルーズは大好き。


今日小樽では人性補欠を迎えてのイベント。

シンゴが俺たちを誘ってくれた。

おれはおれのいまのありのままの姿を見せるだけだと思う。
まくらもそうだとおもう。


君にとってかけがえのないものになればそれでいいと思う。

嫌なこともあるかも。
全部は楽しめないかもしれない。

でも、悔しさも悲しさも
君はきっと抱きしめられるから。

大丈夫だから
夜を信じてきてほしい。


昨日はじめて人性補欠をみた。

とてもとても

とてもじゃないけど

イカしたパンクバンドじゃない。

悪魔で普通で
良い意味でありのままで
情けなくて
激情的で
最高にカッコよかった。


アンコールで
終わらないだった。

気づいたらおれは夜を泳いでいた。

終わらない終わらない夜を泳いでいたような気がする。


ごめん、いろいろ足がぶつかったりしたかも。


なんか女の子が
おれもう降りてるのにがんばっておれの片足を持ち上げようもしてくれてる女の子がいて

その顔がめっちゃ一生懸命で

一生懸命おれの片足をひとりで持ち上げて上にあげようとしてくれてた。

ごめんな。ありがとう。


無理させちゃって女の子に。

怪我はなかったかな。


頭をポンとたたいて
あげなくて大丈夫だよと
合図をして一緒に腕をあげて

うぉーーー!!!

ってやってた。



なんの話だこれは。



さぁ、外に出よう。

せっかくの朝だ、9月の。

散歩でもしに行こう。

顔を洗って歯を磨いて
君に会いに行こう。

自動販売機で
あたたかいやつの缶コーヒーを
かってあげる。

君にかってあげる。

2人で飲みながら歩こう。


頭の中で会いにいくんだ。


夜は小樽で待ってます。
THE安全ピンです。

僕はTHE安全ピンのあずまりゅーた。

不安でしかない。

ひとりの少年。

エレキギターを片手に
君の手を片手に

パンクロックとロックンロールは
武器なんかじゃないけど。

そして僕は歌う。
誰よりも強く優しく。


さぁ、出かけよう。
ドアを開けてお気に入りのブーツをはいて。
靴紐をキツくしばって。

知らない街に行こう。