2016年2月1日月曜日

あたりまえだけど

ひとり街を歩けば
部屋にひとりでいるよりも
ひとりを感じることがある。

時にその感情を感じながら
街を歩くということは
悲しくなんかないし
切なくなんかないし
しゃんとした気持ちになる。

と同時に

それはとても幸せでもあるな

なんて思いながら

行き交う人々をすり抜けていく。

時にそれを感じられないほうが
本当はこわいことかもしれない。

メンフィス通りには雨が降る。
ぼくの孤独を取っ払っていく。

神戸のホテルから
ぼくの弱さがばれた。
君にあげる歌を
考えているところ。


ぼくの向かいから
歩いてくる多くの
独りの人たち。
その中で一体どのくらいの人が
独りを感じていたのだろう。
感じられなくなったら
さみしいなってぼくはおもった。


ビールが飲みたくなったので
大通りと札幌駅を繋ぐ
地下歩行空間のセイコーマートで
ビールを買った。
ぼくはひとりベンチに腰を下ろし
プルタブを思い切りひっぱってやった。

そうしてそのまま昨日書いた日記を
ポツポツと打ち込んでいた。


ビールが空になるくらいで
独りぼっちからメッセージ。

昨日は一段と
1月を感じさせる
凍りついた夜だった。


ぼくたちは笑った。
遠くの方に向かって笑ってた。
笑ってやった。


知らない奴らが僕らを見張ってる。
ぼくは気にしない素振りで君の
手を握る。
誰かがアタシを笑ったと君は言う。
そんなことはどうでもいいのよ
と月は笑った。





















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