2015年12月19日土曜日

空き缶とボク

言葉にするのは少ない方がいいと
思い込んでいたら
いつのまに独りよがり

誰にも吐けない
ため息は肺に
灰になるハイライト

笑ったままこっちを
みてる空き缶のゴミ袋

お腹が本当はずっと痛むこと
いつも限界で
玄関の先まで溜まる
ゴミ袋の山

諦めることは簡単なのに
捨てきれない孤独と夢

あの日キミがしてきた
ことの行為の意味

僕なんかよりもちっぽけな
お月さまが
僕なんかでさえ
照らしだす

僕なんかよりもちっぽけな
アリさんが
僕なんかのスニーカーの
上に登ってくる


季節の匂いが敏感にわかる
僕らはなんだか似てる

わからない奴には
わからないことを
2人で笑った朝

夜になれば離れ離れの蝶々

普通に過ぎてく日曜日

遅すぎてから気付くボクに
やはりうんざりする月曜日


この世の中に
いま君よりも不幸な
少年少女がいる
という
決めつけ

それが彼らにとって
不幸じゃなかったら

それは自惚れかもしれない

とか考えちゃう
優越感に浸る

夜の深み
日本のバカ


なにもかも
悟ってしまう君なんか

誰かに悟られてしまえ


嫌い好き嫌い好き嫌い好き


あとから意味のついてるくる
言葉の意味を欲しがるお前

さよなら


孤独な空き缶たち
ケラケラと
ゴミ袋の中で笑ってて

そのまま
僕を笑ってて

外に連れ出しあげるよ

いつかの週明けに

君がどうか
笑えますように

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