慌ててシャワーを浴びて
忙しなく準備をする。
Tシャツに革ジャンだけ
ギターを背負って飛び出した。
お前なんか居ても居なくても
いや
居ない方が静かでいいに決まってる。
それでも妙に寂しがるこの気持ちですら
はやく返してほしい。
ギリギリ7:30のバスに乗り込む。
30分くらい経ったところか。
あと5時間くらいある。
釧路に比べればまぁ短いもんだ。
それにしても長い。
先は長いな。函館よ。
レンタカーを借りようと思ったけど
人数がいないってのもあって
車を借りるのはやめてバスにした。
バスは気楽だ。
運転手さんご苦労様です。
ぼくをできるだけ遠くの方に運んでください。
お酒も飲める。駐車場には困らない。
まぁでも
好きな音楽をかけながら
ゆっくり車を走らせるのも悪くない。
ペーパードライバーだけど?
それはそうと
少し時間に余裕があるので
昨晩は狸小路7丁目で
はじめて路上した。
唄うのはいつものものだけど
なんだかよかった。
恐竜さんは泣いているけど。
どうして泣いているの?
なんてきけなかった。
中古のレコードというぼくの曲に
でてくるフレッシュエアーとは
狸小路7丁目の中古レコード専門店のこと。
この狸小路7丁目の
フレッシュエアーを突き抜けて
いつも狸小路2丁目に向かう。
多くの音楽、演奏するものは
ライブでは対人と共有する。
大体ひとりじゃなく何人かだ。
でもレコードやCDとなると
大体は部屋で
大勢のときもあるけど
ひとりの方が多いとおもうんだ。
ひとりの部屋で音楽をかけて
考え事したり
楽しんだり泣いたり
笑ったり
踊ってしまう人もいる。
ひとりだけど。
部屋で音楽を聴いていて
悲観的になることは
ぼくの場合少なくはないけど
でもやっぱり
ひとりの部屋でレコードを
聴いてるんだけども
やっぱり楽しくて最高って気持ちを
唄にしてみたくなったり。
そんなときに中古のレコードは出来た。
もちろん切なさっていうのもある。
例えば
街に飛び出しても
おもしろいことや
楽しいことなんか
転がってなんかないやい
っていうそんな
意地っ張りな部分もある。
ん!
長くなってしまってしまったが
とにかくフレッシュエアーの前で
中古のレコードをうたいたかっただけなの笑
今夜は函館のおれかるかふぇ
という場所でうたう。
マスターは何度かTHE安全ピンの
ライブに訪れてくれて
まくらの学生時代からの付き合いということで出会わせてもらった。
その度に
お店に遊びにきてね〜
と言われていたんだけど
なかなかいけず
今年に入ってマスターから
あずまくんうちで是非ライブしてください
ということで今回の話が決まった。
おれかるかふぇマスター企画なのに
出演者はあずまくんにお任せします!!!
お好きに!!!
なんていう意味のわからない流れも
あったけど笑
それは無理なので断って
それでも最高のメンツにだなぁと。
出会ったことのない人ももちろんいるけどもちろんそれもたのしみだ。
ゆりなちゃんやガンジス
そして泉山亮太がいる
というだけで
心が一杯だ。
普通にお客として観に行きたい。
が今回はぼくを誘ったマスターの
発端でこのメンツ。
全てもってかれる覚悟をもち
最後の最後にすべて
ぼくが持ち帰ってやる。
ガンジスと泉山亮太は
函館の2匹のマシンガン
モンシロチョウとキャベツ畑
ビールとロッキンチェア
といったところだ。
お互い違くて最高で
なんだろう。あれは。
悔しいけど憧れてるし
めちゃくちゃ尊敬してる。
ガンジス(野坂ゆうたろ)
は2015.9.27のTHE安全ピン企画
安全日の夜に誘った。(ザラストワルツで)
彼との初対面は
2014年まくらの弾き語り企画
「がっつわや」(じゃなくてまだそれよりも前の狸小路だった)
それまでは堀木光太郎という函館出身の人に
教えてもらっていて名前だけ
しっていた。
ラストワルツのギターボーカル
最後にやったのは去年の9月
函館バーニングロックフェスだ。
いつでも最後のような男だ。
ドラムのユキさんはこないだ
吉祥寺ダイヤ街の路上できてくれて
嬉しかったな。
ガンジスは安全日の夜の
THE安全ピンのとき
なんか罵声を放っていて
怖かったな。
はやくやれとかうるさかった。
でもジョニーというぼくのうたを
ぼくよりでかい声でうたってて
やばかったなぁ。
泉山亮太は童夏
童夏とは対バンしたことないが
彼もガンジスと同じく
2014年
まくらの函館オウンゴールでの企画
「がっつわや」にてはじめて
泉山亮太とやった。
がっつわやってめちゃくちゃやばい
って意味です。
その日そのまま函館で路上した。
地下歩道だった。
めちゃくちゃ酔っ払って全然
覚えてないけど
ヤハタトシキと泉山亮太とぼくで
たくさんうたをうたった。
それからなにかと函館に行くたび
泉山亮太とは会うくらい。
2014年のバーニングロックフェスを観客としてみにいったとき
ぼくは近くのドンキホーテで路上した。
童夏で出演してた泉山亮太そんときもみにきてくれて
安いワインをわけあった。
去年のバーニングロックフェスでは
泉山亮太はバンドでもソロでも
出演してなくて
なぜかスタジオライブの照明をやっていた。
1年後
THE安全ピンは初バーニングロックフェスのスタジオライブだって
ぼくらの照明だった。
なにも知らなかったもんで
なんでいるんですか!
っていったら
なんか笑ってた。
照明やった゛ことねぇん゛だ
って函館なまりで
それで俺たちライブして
ずみやまさんの照明も最高で
おわったあと
ずみやまさんがすげー真剣な顔で
はなしかけてきた
すんげぇ゛わや゛だった
おれやる゛か゛ら
ぜってぇ゛や゛る
(函館なまりで)
っていってきた。
ああ、火をつけたんだ。
このばかみたく
気持ちの悪いおとこに
火をつけちゃったんだ
っておもって
はやくやってください。
ぼくもがんばります。
と握手した。
あれからちょうど半年くらい。
ソロでやるのは
ふたりとも2年ぶり
がっつわや企画以来だ。
立ち直れないくらい
されるか
立ち直れないくらい
させるか
函館にまで
あと4時間。
頭の中でイメージして
何度でもうたおう。
ぼくは1番最後。
ガンジス、泉山亮太、まえだゆりな
未だ見ぬ方々
それらをすべて見届け
いちばん最後に唄う。
最高のラストでいかせてもらう。
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