2015年10月29日木曜日

カレーライスとロック

ちょうどその時だった。

確かに螺旋階段の下から
スパイシーな匂いが漂ってきたのは
ぼくがそこで一曲歌い終わる頃だった。


火曜日のM'sスペース
雨が降り始めた夜に



いつもぼくらは手探りで何かを探してる。
君の好きなものってなんだっけ?
僕たちが分かち合えた物ってなんだっけ


アンタはいつもの切り口で声を掛けてくる。

ああ、そんなに時間は空いてないけど
わざとらしい感じも別にしないね。

久しぶり。


見上げていたのは月
なんかじゃない。

君の大きな瞳


いま少しだけ考えてることは
ぼくが居なくなったあとのこと

それはまぁどうでもいいんだけどね。


ぼくはぼくであるために
唄をうたう。
時にそれはひどく無様なものかも

形にならず声にもならず
いつしかそれのせいで
見失うこともある


探せ。探せ。
答えのない闇の中で。

君の声だけが頼り。
月明かりとギター


旅路はいったいどこまで。
その先はいったいどこへ。

僕らはロックバンドが好きなだけであった。

ただそれだけだった。


そしてぼくは大きく息をのんで
ジャンプするんだ。


君がいつか夢を見れなくなっても
ぼくはせめて夢を見ていようか。

ぼくらは少年少女のまま。


手紙の返事は手紙で返すよ。
字を書くのは苦手だけどね。


さて、ぼくの生活は
ぼくのロックのために

全てを差し出してやろう。


笑える奴は笑えばいいさ。

おやすみ。

追記

歌い終わってすぐに我慢してたビールを将太さんに頼んだ。
バドワイザーはもうとっくの昔に置くのやめたって。
仕方ないからクラシックを。


いつも置いてあったじゃんか。

またいつか置いてほしいな。

俺の部屋にはバドワイザーの空き瓶が置いてある。
1年半くらい前だな。
朝起きたらあったんだ。

飲み過ぎちゃったかな。

前の日に飲んだtabibitoキッチンの
バドワイザーの空き瓶が
なぜ俺の部屋に転がってるんだ?

そう思いながら
そっとストーブの上に飾った。

2015年10月26日月曜日

受話器越しのアンタ。

ほんとに優しくなれたらひとはどうなっちゃうんだろ。


そういえばいつだかお前。
俺に急に電話してきたことがあったな。
なにも言えずに
頷くことしかできずに
俺は本当に馬鹿だった。


今夜会いたいなんて言われたら
どうしようか。

まったく困らせるぜベイベー。


ところで先日もそんなことがあった。

おれだって男である。
以前に紳士ではありたい。

紳士のまえに男だろうか。

ああ、この違いは結構でかいよ。


すでに缶ビールは3本目。
君の声だけがぼくの癒しであった。

ブルースは加速して夜は冷たく。


札幌は突き刺すような風が吹いてた。


なにも言わなかったんじゃない。
なにもいえなかったんだ。


ほんとはおれだって、、、



おっとっと。


最近清志郎の書物を読んでるけど
あれ、なんなんだろう。

ほんとにデタラメくさいひとだ。

若すぎる2人。
ケンとメリー。

夜中にこの街をでて。
君に会いに行く。

ボロボロのクルマに乗ってどこに行こう。


ふたりはどうなっちまうんだ。


おれだってお前のこと
愛しているさ


だけども
おれはなにもわかっちゃいないし
ほんとに情けなくてダメな奴なんだ。


くそったれ。


本当はお前も愛してくれてたんだろうなぁ。



この夜だけは。

あの夜だけは。

2015年10月24日土曜日

右の奥歯で噛みしめる。

昔から右側の歯で食べる癖がついてる。
左の奥歯に大きな虫歯が子供のころにあったからだ。
治療済みではあるが今でも口に含む食べ物を右に寄せる習性がついてる。
くだらないことだ。

ぼくはいまみよしのという餃子のお店でひとり餃子を6個と2杯目のグラスビールを飲んでる。
王将よりも大好きな餃子チェーン店だ。
北海道にはみよしのの冷凍餃子もスーパーに並んでいる。
王将がでてきたのは最近のことでね。

家で食べる餃子は小さいころからいつもこれからも
みよしのの冷凍餃子だよ。


何にもない日は久しぶりだ。
ほんとに久しぶり。

松任谷由実をイヤホンで聴きながらここまでやってきた。
途中雪虫の大群と何度も遭遇。

眼球に何度も容赦なく雪虫が進入してきながら泣きそうになりながらもここまできた。


お前の声が忘れられない。


瞳や唇が
鮮明に蘇ってくる。


リメンバーミー。

時には思い出して
夢の中の脇役でもいいから。


そろそろ出よう。

あてのない旅路は終わらないが
時には休息も必要だ。


21歳のなにもない秋に一体おれは
みよしので一体なにをしてるんだ。


お前の涙を拭ってやれれば
それだけでいいのに。


さらばだ、君よ。

すべてはキミのせいにはしないが。
夜が来る前にぼくは消えてしまいたいさ。

人はなぜアルコールを飲むのか。

3年前のぼくにききたいよ。

君は飲む?飲まない?

アル中の小説を読んでるけども
気が狂ってるよあれは。


ずっとずっと
平和を願い。
純粋なままでいたいね。
水のように。

しばらくはお前の隣でギターを弾くだろう。

別れの時がくれば
それはそれまでさ。

ギターは鳴る。鳴るんだ。

俺はいつか消えるが。

ロックンロールは終わらないってさ。

ふざけるな。


2015年10月18日日曜日

ぼくと僕とボク

時だけが過ぎていく。

ぼくはなにも変わらないまま。
はたまた変われないまま。

それでも足だけは前に前に進む。


雪虫が多く飛ぶ年があるのは
そういう周期があるからなの。

塞がったまんまの心。

パクパクしてるくちびる。

少しだけお前のことを思い出しながら眠る。


ずっとずっと好きなものや歌がある。

地下鉄はいつも同じ時刻表。

簡単なものを一つだけ与えてくれたのは誰だろう。


ぼくの人生はクソだと歌ってた
あの人はいまなにをしてるだろう。


変われないままあの娘のことだけを考えてるのはいったいどごでのことなんだ。

どれだけ長い昼間を惜しんだ。

苦しんだ分だけ降ってくる雨はどういう訳だろうか。


咲いた花は一体何者だろうか。

タバコとビールを飲めるようになった僕は変われた証拠なんだろうか。


秋の風はどこにいくんだろう。

雪が降ったら雪虫はどこにいくんだ?


君は誰と笑って
僕は誰と泣くんだろう。


嫌な奴だなぁこの季節は。


永遠なんてありゃしないが

永遠をずっとずっと

信じていたいよ。

誰よりも純粋な僕と君が

ずっとずっと笑えますように。


2015年10月13日火曜日

途方に暮れて

どっかいってしまいたい。

なのに札幌。
土砂降りかよ。

気がつけば気温はぐっと下がってるし。
もうほんとに寒いし。

途方に暮れたいのに。

どうしろっていうんだよ。
冬がくるのに。
この町のバカ野郎。



日が暮れたら
俺も夜に暮れてやる。

2015年10月10日土曜日

函館を燃やしてくれ

おはやっさ。

いい天気だ。台風のあとっていうのは
ほんとに嫌なくらい天気が良くなるねぇ。

あしたはね、函館でライブなの。
バーニングロックフェスティバルっていうここ近年は毎年やってるイベントでね。
何回めなんだろうか。それはわからないんだけど
おれ去年は出れなくてね、見に行ったの。

ハウアユースと一緒にレンタカーに乗って行ったよなぁ。あれはローグでのライブが終わってすぐにローグから出発したな。
いまけんの運転だった。


観に行くだけなんて恥ずかしくてダサいしなんかこう
自分なりに悔しくて(当時はそう思ってたけどダサいはよくわかんないから当時のきもちってことで。ライブ観に行くのにダサいもクソもないからねごめんね)

でおれは函館で路上をするていでバーニングにいったの。(そっちのほうがダサすぎる)

パーティールームっていうのはメインステージじゃなくてスタジオライブみたいなかんじで
そこでみたハウアユースと童夏のライブをよく覚えてる。
とても感動した。

ボインボインズもきててそれをみてすぐに路上しにいったはずだなあ。

すぐちかくにメガドンキホーテっていうのがあってね
なんていうか地方感があるようなあんなかんじでどどんとでかくてさぁ。

函館のそれがすげーダサいの。あれ。
ジャスコにしちゃったほうがまだいいよてきなね。

そこの周りがすごくひろくてなんかわざとステージぽくなってるようなとこがあって。
そこでほんとに昼間はイベントとかやってるみたい。ショーとかね。


夜21時にもなると函館はだーれも歩いてなくてさぁ。
ドンキホーテのまわりにすら人がいなかった。
最初からそこでやるのは気が引けてたから隣の閉まってる銀行の前でやりはじめた。

ああ、あんなにどうしようもないきもちになったのは久しぶりだった。

クラブココアの中には音楽を楽しむ人がたくさんいて
おれ、アコギをもって外に飛び出したら
だーれもいなくてしーんとしてた。
めちゃくちゃ寒くて寒くて
指の感覚もなくて
それでも歌った。
すべてはここからをうたった
ほんとにだれもきいてない
だれも通らない
ただただうたった。

1時間しないうちにぽっきり心が折れてちかくのコンビニにはいろうとしたときに
たしか絵を描きにきてたかつきゅんとライブ観に来てたえっちゃんがきてくれた。

やはたさんもいたかなぁ。


もうやんないのー?

なんていわれて

とっても救われた。


情けなかった。

それからいよいよメガドンキホーテ前でリベンジ。


そこからはもう楽しくて楽しくて。

それから亮太さんも彼女と一緒にきた。
知らないひともいつの間にかいた。

あ、いきますっていってくれたひともいる。
ガンジスはこなかったっけ?

なんだかんだで6人くらいはいたなー。

亮太さんもやはたさんも一緒にうたってね。
たのしかった。

バーニングロックフェス主催のえびこんさんも駆けつけてきてくれた。
めちゃくちゃ忙しいはずなのに。

しかもみんなで帰る途中にあった。
申し訳なさすぎた笑


俺はこんなに自分が情けなくてダサくて死にそうだと思った夜は何度かあるけど函館のあのときはかなりやばかったな。しんどかった。



そして今年2015函館クラブココア。

THE安全ピンはパーティールーム18:50からやる。

やるぞ。

去年のおれよ。

お前を殺してでもおれはやりきる。

さらばだ。
写真はそのメガドンキホーテ前ひとりバーニングロックフェスの様子だ。
フライヤーは千円札をバーニングしてるおれだ。

これはひどくネットで叩かれたなぁ。
んじゃね。あした函館で。















2015年10月8日木曜日

2015年10月6日火曜日

好きっていいなよ。

ていう少女向けの漫画を
昔の彼女が読んでるのを思い出した。


それだけのことなんだけど?

好きっていいなよ




こたなぎもみじの曲に

絶対に君に触れはしないから
でも今夜はずっと君の側にいるから
でもほんとに絶対
いやらしいことはしない


てきなニュアンスの曲があって
あれ
最高だなぁ。

ねぇ、もみじ
あれ、なんていう曲なんだ?

CDにははいってないよなぁ。
録音しておくってけれよ。



そう
絶対君には触れられないし
誰の指一本も
触れさせたくないよ。


好きっていいなよ

って、、、


恥ずかしくなってきた。。。

はぁ。

この街でぼくたちは

吐き出したケムリはどこにいくんだろう。
もっともらしいことが言えなかった時に出てしまった言葉たちはいまどの辺なんだろうか。


他愛のない話を喫茶店でする。
空気と間が途切れ途切れ。
男たちは何を思って
コーヒーを飲むんだろう。

俺たちはもう次のことを想像できたり
想像できなかった。

いつの日かそして
想像以上の日を夢にみてる。

昨日は仲間とジンギスカンをたべる。
この街のジンギスカンは最高だな。

夜になるとまた別の仲間と同じ樽のビールを分け合った。

一昨日はカウンターアクションでライブだった。
ただ必死に同じ街でうたう僕たちを
冬の匂いを忍ばせた風が包んだ。


へたくそでデタラメでめちゃくちゃで
一体だれが救うというのだ。


自分自身と君だ。


はやくいかなくちゃ。


次の街へ。次の街へ。


出逢ったものたちすべてを引き連れて。


夜を抱きしめるんだ。


もう夢にはでてこないでくれ。

さようなら。
また会う日まで。


ロックンロール。

それはお前が決めることさ。

それって素晴らしいくて
勝手なことで。

つまりなんていうか

君の勝手だろ?
好きにやればいいぜ。


さて。
見えないものを探す旅が続くねぇ。


愛してるのは嘘じゃない。


2015年10月3日土曜日

君と僕は永遠に

企画が終わって1週間経とうとしてる。

前回安全日の夜についてことこまかく書こうとしたけどなんか無理だったしそもそも言葉にしたり文字にしたりするのが僕は苦手な人間でした。

今でも思い出すと心がぎゅっとなって苦しくなる。
ぼくはそしてこれからのことを考えなきゃいけない。

まくらのブログみたけどあれはずるいや。あいつはずるい。

うまく言葉にのせるのが下手なんだけどうまい。
泣きそうになったけど。
色々思い出したら腹立ってきた。
もっとドラムうまくなれよとか。

あしたはカウンターアクションでTHE安全ピン。

もっともっと生活をバンドに捧げないとぼくらはだめになってしまう。

次の夜、次の夜へと乗り換えては僕らは歌うんだ。


ああ、バンドマン。
ずっとかっこよくいてよ。

女の子。
ずっと笑っていて。
少しは楽になったか?
君のことだよ。
そうやって君は大人になるんだ。

男の子。
いまそばにいる彼女を抱きしめてやって。
ぎゅーっときつく抱きしめてあげて。
愛し愛されてる人を離さないで。

いま孤独を感じてるきみ。

大丈夫。夜はこわいけども
必ず君を優しく包み込む。
君よりおおきいもんな。
でもおおきいからこそだよ。

そしてすぐにあさがくる。



ぼくはだれひとり抱きしめてあげられないんだけど。
抱きしめてあげるような唄をうたうからね。

そのときはライブハウスで待ってるから。
寂しくなったらいつでもこいよ。


あさだ。
今日も生きるぞ。