人性補欠が泊まるはずだった宿が空いてないってなって急遽まくらの家に詰め込めていま家に帰ってきた。
小樽クルーズありがとう。
久しぶりだったなクルーズは。
やっぱり今日だって全てをMCにすることはできなかった。
僕たちは紛れもなくただの人間です。
少しだけ傷がついたりしてる人間です。
市場にはとても出回ることはないけど。
傷がたくさんついた。
それでも中身を守って守り抜いた。
中身の甘い甘い。
甘酸っぱい人間です。
少なくともバンドマンはそうであってほしい。
お客さんもそうだといい。
俺たちはあくまでも普通の人間です。
ほんとうにどこにでもいるような。
たまたまライブハウスで歌っているような。
俺は優しくなんかなくて
ただ、臆病でなんにもできないだけ。
誰も傷つかないように黙ったり。
少しだけ相づちをしたり。
ずるい奴なんだ。
俺たちは人間だった。
強くなんてなれやしないんだ。
俺たちは人間だった。
優しくなりたいだけだった。
俺たちは人間だった。
そっとしてほしいときもある。
俺たちは人間だった。
涙が止まらないこともある。
札幌は雨が降ってる。
キミはどうしてバンドを見にきてるんだろうって考えることがある。
俺なんでやってんだろうってときもある。
ロックバンドは最低で最高なのよ。
小樽の夜を作ったのはシンゴだった。
これはオフレコか。
9月に人性補欠が来るから
りゅー安ピン出れないか?って
ていうか
おれはほんとにあの人のことが大好きで。
すごい先輩なわけで。
本当にかっこいいと思う。
あいつは自分の命を燃やしてまで
みんなに俺たちや人性補欠を見せたかったんだなって。
俺はメジャーデビューってどういうことなのか全然知らないし
俺たちがなぜインディーズと言われてるのかわからない。
なんでシンゴさんはメジャーで俺はメジャーじゃないのかとか全く意味がわからなくて。
いや、おれはメジャーにいるべき人間だとかそういうことではない。
まぁだれかが作ったんだろう。
あいつが言っている
変わらずに変わり続けるはどういうことなのか。
きっとシンゴみたいなメジャーリーガーはシンゴさんしかいないっておれは思う。
ただ
あいつにとって
メジャーとかインディーズとかなんてちっともどうでもいいんだろうなぁ。
どっちがクソとそういうこともなくて。
俺はずっと最初からTHE BOYS&GIRLS
を好きだった訳ではない。
高校2年生のときゼロからを聴いていた。
そのケントボーイズがまだいない音源を俺はずっと聴いていた。
正直そんなすげーバンドだとは思ってなかった。
でもあいつは人を惹きつける何かを持ってた。
確かライブを見にいったのはその高校2年生の時のはず。
現ハウアユースのヤハタトシキに誘われてはじめていったスピリチュアルラウンジではじめてボイガルをみた。
爆弾ジョニーがいたり本棚のモヨコがいたりあのめいちゃんのイベントは今だったらありえないようなメンツだったなぁ。
ボイガルをみて
うん、そんなにテクニックがやばい訳でもなく。
うん。まぁライブは真っ直ぐで最高だな、くらいにしかおもってなかった。
というか俺はすでに彼らに嫉妬をしていたのかもしれない。
それから間もなく俺はコロニーでライブをすることになる。
そこでたまたま用事があってきたシンゴとはじめて話した。
ボイガルを知っています。
僕バンドやってて今日ライブなんです。
よかったらこの音源聴いてください。
できたばっかりのダサすぎる音源をドリンクカウンターの前でわたした。
俺たちはオリジナルとブルーハーツのカバーを織り交ぜてのライブだった。
高校生のイベントで客はほぼ高校生。
対バンはおれが嫌いな感じの奴ら。
流行りの感じのコピーバンドみたいな奴らとか。
んでステージに立って未来は僕らの手の中からはじめた。
ひとりだけ。
ひとりだけフロアで踊ってる奴がいる。
未来は僕らの手の中
で
右手を開いて突き上げてる奴がいる。
のはまぎれもなくシンゴだった。
最後までみてたのか途中で帰ったのかは知らんけど。
おれがステージから降りた時にはもういなかった。
ドリンクカウンターはあんでぃさんで
シンゴに似てるよ、ステージも声もいいろいろ笑
っていわれた。
その時はあんでぃさんってことなんて知らずにコロニーはじめてだったから何も知らなくて。
綺麗な人だなって思ってた。
それが最初の出会い。
はじめて喋ったのはコロニーだった。
なんでこの話になったんだ。
忘れちゃた。
まぁ続きはまた今度にしようか。
おれ大嫌いで大好き。
こんなこと全然言いたくないんだけど
スピリチュアルラウンジの全然よくなくてよかったステージをみておもった。
ほんとにありがとう。
2015.9.1をくれたのはあんたで
おれは忘れない。
最高なのは俺たち人間。
僕と君の「今」だ